13年ぶり平壌での北朝鮮代表戦は放送なしか…山本昌邦TD「難しい状況」

日本代表は、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表との2連戦に臨む。

FIFAワールドカップ26アジア2次予選でグループBに入る日本代表は2連勝で首位に立っているなか、1勝1敗で2位につけている北朝鮮代表と対戦する。21日に『国立競技場』で行われる一戦は19時20分、26日(火)に平壌(北朝鮮)の『金日成(キム・イルソン)競技場』で行われる一戦は17時にそれぞれキックオフ予定となっている。

会場やキックオフ時刻がすでに発表されている一方、21日の一戦は日本テレビ系列で全国生中継されることが決定しているものの、26日の平壌での試合の放送は未定となっている。

2011年11月15日に行われた2014FIFAワールドカップブラジル・アジア3次予選以来、13年ぶりに平壌で開催される一戦が、放送されるかには注目が集まっているなか、現在の状況についてナショナルチームダイレクターを務める山本昌邦氏は「関係者が努力して頂いていることは承知している」と語ったものの、「放送は難しい状況であることは伺っている」と説明した。

北朝鮮代表との過去の対戦成績は8勝4分け7敗ではあるものの、北朝鮮で開催された過去4試合は2分け2敗と未勝利となっているほか、全試合無得点に終わっている日本代表。26日に行われる一戦で敵地での初勝利を目指すことになるが、今予選は開催国が放映権の売買を担う仕組みとなっており、北朝鮮が国連などの経済制裁の対象になっていることなどから、放映権を獲得することは難しい状況となっているようだ。

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