長友佑都がカタールW杯以来の代表復帰!…森保監督は期待を口に「ピッチ内外で存在感を」

日本サッカー協会(JFA)は14日、今月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選に臨む日本代表メンバー26名を発表した。

昨年11月のミャンマー戦とシリア戦では共に5-0の大勝を飾り、FIFAワールドカップおよびAFCアジアカップの出場権獲得に向けて好スタートを切った日本代表。今月行われる第3節と第4節では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表との連戦に臨む。第3節は21日に『国立競技場』で、第4節は26日に平壌での開催が決定している。

板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)や遠藤航(リヴァプール/イングランド)、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)らが順当に選出された一方で、負傷を抱える冨安健洋(アーセナル/イングランド)や、性加害疑惑が報じられた伊東純也(スタッド・ランス/フランス)は招集外に。そんななか、37歳の長友佑都(FC東京)がFIFAワールドカップカタール2022以来の代表復帰を果たした。

日本代表を率いる森保一監督は長友について「ピッチ内外で存在感を発揮してもらえればと思います」と前置きしつつ、「選手として彼を選んだということをお伝えできればと思います。これまでの活動を振り返った中での、今回の招集となりました」とコメント。その上で具体的な選出理由については次のように明かした。

「選手としての評価で、主観的にもチームの中で存在感を発揮して良いプレーができていますし、客観的にもデータとしても高強度のプレーを日本人選手の中でもトップグループで発揮できているところを示してくれています。我々が戦う上でも、やはり1対1で勝っていく、良い守備から良い攻撃に繋げていくことを彼はFC東京でも示してくれていますし、代表チームとしても改めて彼の力を出してもらって戦えればと思っています」

2008年に代表デビューを飾った長友は、約15年間に渡ってサイドバック(SB)の主力として活躍。これまでFIFAワールドカップに合計4度出場し、国際Aマッチでの通算出場試合数は歴代単独2位の「142」を数える。森保監督は「まずは何よりもピッチ内で高いレベルでプレーできることを他の選手たちには示してほしいと思っています」と口にしつつ、ピッチ外での貢献への期待も語った。

「どんな時にも反省を怠らず、ポジティブに前向きに振る舞うという部分は、今のチームの選手も意識してくれています。しかし、彼は突き抜けているところがあるので、これから厳しい戦いになる中で、彼がもたらしてくれるエネルギーというところには期待したいと思っています。ピッチ外のところは期待していますが、彼がいない中でもチームは少しずつ成長していますし、何かが欠けているからというわけではなく、さらなるパワーアップのために招集したと考えています」

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