「あべのロフト」移転、近鉄3館つながり強化でエリア盛り上げ

大阪・阿倍野の商業施設「and」(大阪市阿倍野区)で営業中の生活雑貨店「あべのロフト」が、2024年6月16日をもって営業終了。7月上旬より、同エリアの百貨店「あべのハルカス近鉄本店」内に移転オープンする。

現在「and」3階で縮小営業中の「あべのロフト」(大阪市阿倍野区)

2000年9月に「Hoop」6階に誕生、2008年9月の「and」オープン時にキーテナントとして移転オープンした「あべのロフト」。1〜3階(約966坪)を使った大型店舗は、大阪の主要ターミナルかつ関西屈指の文教地区でもあるあべのエリアで長年重宝されてきた。

移転先は「あべのハルカス近鉄本店」ウイング館7階で、およそ3分の1(約333坪)の規模となるが、近年ロフトのスタンダードな店舗形態であるワンフロアタイプで、買い回りし易い最新のレイアウトと品ぞろえを実現する。

同エリアには近鉄百貨店が運営する施設として、ターミナル駅直結で幅広い客層の「あべのハルカス近鉄本店」、さまざまな習いごとができる「文化サロン」や「成城石井」などを有し近隣住民に親しまれている「and」、若者向けブランドが集まる「Hoop」と3館が集結。

左から、「and」「あべのハルカス近鉄本店」「Hoop」

近鉄百貨店広報の前川那央さんは、「あべのハルカス開業10周年を機にさらに3館のつながりを強化し、それぞれの商業施設としての役割を明確化していきたい」と話し、より地域住民が日常使いしやすいスポットを目指すという。現在、各施設では段階的なリニューアルを実施しており、3館一体となってエリア全体を盛り上げていく。

現在の「andあべのロフト」は3階の1フロアで縮小営業中(朝11時~夜9時)。移転後の営業時間は朝10時〜夜8時。

「あべのロフト」

2024年6月16日(日)「and」での営業終了
2024年7月上旬 「あべのハルカス近鉄本店」ウイング館7階にてリプレイスオープン

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