金メダル記念の桜、母校で並ぶ 荒川さん、羽生さんの東北高

仙台市の東北高の校門近くに移植された「ソメイヨシノ」に触れるフィギュアスケート部員ら。羽生結弦さんの功績をたたえる=14日午後

 フィギュアスケートでいずれも冬季五輪を制した荒川静香さんと羽生結弦さんの功績をたたえ、母校・東北高(仙台市)でそれぞれ別の場所に植樹されていた桜が、校門近くに並べて移植された。14日のお披露目会で、現役のフィギュアスケート部員は偉大な先輩を近くに感じ、奮闘を誓った。創立130周年を記念した。

 品種は2006年トリノ五輪金メダリストの荒川さんが同じ名前の「静香」で、14年、18年連覇の羽生さんは「ソメイヨシノ」。06年と14年に植樹された。今回、銘板も新しく作り直し、功績やシルエットを刻んだ。

 フィギュアスケート部2年の常田香穏さん(17)は「2人は雲の上の存在」と話した。

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