「南牧中ありがとう」 統合控え閉校式 群馬・南牧村

式典後に記念写真に納まる生徒ら

 4月から南牧小と統合して義務教育学校「なんもく学園」に移行する南牧中の閉校式が13日、群馬県南牧村の同校講堂で開かれた。1~3年生18人と保護者ら計約80人が集まり、思い出が詰まった学びやに別れを告げた。

 生徒会長の飯塚慎之介さん(2年)は「感謝と思い出を胸に未来を歩んでいきたい。ありがとう、南牧中学校」とあいさつした。太刀川雄一校長が長谷川最定村長に校旗を返し、「“南牧魂”の精神でそれぞれの進路で活躍してほしい」と生徒にエールを送った。

 同校は、旧尾沢中と旧月形中が統合して1988年に開校。2005年に旧磐戸中を合併し、村内唯一の中学校となった。

 なんもく学園は、旧磐戸中と南牧小の敷地(同村千原)に開校する。同小は22日に閉校式を行う。

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