【神奈川・横浜市/コットンハリウッド】約150年の歴史を持つ老舗手芸用品店

神奈川県横浜市にある創業から約150年の老舗手芸用品店が「コットンハリウッド」です。

店内には生地や毛糸、手芸用品などがズラリ。洋服も販売しています。

今回は「コットンハリウッド」を訪問し、高瀬清彦社長にお話を伺いました。

コットンハリウッドは駅前にある老舗の手芸用品店

コットンハリウッドは、JR京浜東北線(根岸線)港南台駅前の大型商業施設「港南台バーズ」の2階にあります。

その歴史は古く、創始者が1877年に絹織物仲買問屋に働きに出たことが始まりです。

1881(明治14)年に生糸の卸販売を営む「高瀬商会」を創業し、第二次世界大戦後の1946(昭和21)年、横浜の伊勢崎町にスーベニアショップを開業。

米兵の奥様方からパーティードレスや普段着を依頼され、オーダー服と生地手芸材料の販売を開始したといいます。

このことを機に、外国の方にもわかりやすい「ハリウッド」と社名を変更したのだそうです。

1976(昭和51)年、港南台に高島屋百貨店ができた際に、小型店舗「コットンハリウッド」と名付けて出店し、現在に至ります。

1988年からは、期間限定の輸入クリスマス生地・雑貨専門店「横浜スイートクリスマスカンパニー」を多くの商業施設に出店しました。

しかし、コロナの影響で業務を縮小し、現在は実店舗である港南台バーズ店の1店舗を中心に、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのオンラインショップの運営に力を入れています。

オンライショップの拡大で、近隣のお客様だけでなく全国から注文があるのだそうです。

「あなたの作りたいをお手伝い」するお店

店内には、国産やインポートの生地がいっぱい。

触ってみると、生地の質の良さがわかります。

「当店は、大型店にはない“町のお針箱”のような存在です。『布のある生活』をテーマに、皆様の手作りのお手伝いをしたいと思っています。ネットでの購入も便利ですが、できれば来店して実際に生地を見ていただきたいですね」と高瀬社長。

入園・入学グッズの材料が揃う

実店舗に来店すれば「作りたいを形にする」生地や材料が揃います。

最近は、お孫さんのために入園・入学グッズを手作りされるシニア層のお客様も多いのだそう。

バッグ作りに欠かせない紐やベルト類も並んでいます。

ひらがなや数字のワッペンもありました。

名前や番号などをアイロンで簡単に取り付けられますね。

キャラクター生地のほかに、キャラクターのお名前シールやワッペンも取り揃えられています。

入園・入学準備もこれでバッチリ!

生地以外の手芸用品も充実

コットンハリウッドは生地が中心のお店ですが、ビーズや毛糸などの手芸用品も充実しています。

店内には、質の良いTOHOの国産ビーズが並んでいました。

お好みのビーズやパーツが見つけられるかも…!

店内の一角には毛糸コーナーがありました。

編み針も置かれているので、購入したい毛糸に合った号数の針がすぐに選べます。

バッグやカーテンなどオーダーメイドが可能

コットンハリウッドでは、ネットと店頭でさまざまなオーダーメイドを受け付けています。

特に入園・入学グッズのオーダーメイドが人気で、学校指定サイズの入園・入学グッズをお好みの生地・デザインで製作してもらえます。

ベテランの縫い子さんによる手作りのバッグは、丁寧な仕上がりでお客様に喜ばれているそうです。

カーテンやテーブルクロス、クッションカバー、ベッドカバーなどのインテリアグッズのオーダーが可能。最近では、身体が不自由な方のお洋服のリメイクをおこなっているそうです。

オーダーすれば、世界でたったひとつのアイテムを作ってもらえます。

ドラマや雑誌で使うためにテレビ局や雑誌社からの依頼もあるのだとか。

また、コットンハリウッドでは、全国のハンドメイド作家さんの作品を委託販売しています。

現在は、港南台バーズの改装に伴い、委託販売を一時的に停止しているそうですが、ホームページではハンドメイド作家さんを随時募集しています。「気になった方は気軽にお問い合わせください」とのこと。

素敵な手作り作品を全国に発信できるチャンスなので、応募してみるとよいかもしれませんね。

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