井上尚弥との12月決戦が噂される18戦無敗の豪ボクサーが自信を強調!「自分がそのレベルにいるのはわかっている」

“モンスター”の対戦候補が自信を深めているようだ。

来る5月6日、プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、東京ドームでWBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)と対戦予定。このビッグマッチを含めて年内に3試合が構想されている無敵の日本人ボクサーだが、今後の戦いに向けては、やはり対戦候補のファイターも並々ならぬ意欲を見せている。

そのなかで今回、世界タイトルへの思いをあらためて強調したのが、井上との12月決戦が噂されているIBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)だ。現地3月13日には、オーストラリア・ウロンゴンで同胞マーク・シュライブスと対戦し、4回TKO勝ち。プロ戦績を18戦無敗(8KO)に伸ばしてみせた。

ボクシング界で最も権威ある米老舗誌『The Ring』によれば、地元オーストラリアで見事な勝利を飾った25歳はこの試合後、「想像以上に良かったし、みんなが会場へ集まってくれて本当に盛り上がった。 集まってくれたみんなにとても感謝している」とコメント。その上で、「俺たちはトップに行くつもりだ」と力強く語ったという。

その後、「次の目標は世界タイトル。自分がそのレベルにいることはわかっている」と自信をにじませたグッドマン。また記事内で同誌は、「イノウエをオーストラリアに連れてくるという豪興行大手『No Limit』の野心的なプランは見込みが薄そうだが、ワイルドなボクシング界には何でも可能性がある」と記述していた。

各国の猛者たちから熱い視線が注がれる井上。ゴングまで2か月を切ったネリ戦を含め、今後の動向からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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