イルミネーション最新作『FLY!/フライ!』製作陣が本物のカモを観察! 監督がこだわりを明かす

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映画『FLY!/フライ!』が、3月15日(金) より公開される。

『FLY!/フライ!』は、『ミニオンズ』『怪盗グルー』『SING/シング』『ペット』シリーズや、日本でも興行収入140億円を突破した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などを手がけたイルミネーションの最新作。

色鮮やかで細部まで丁寧に描かれた映像はもちろん、製作陣がこだわったのは主人公のカモ一家や、一家が道中で遭遇するユニークで個性的な鳥たちを可能な限りリアルに描くことだったようで、なんとスタジオに本物のカモが用意されたという。

カモのフォルムを正確に描くため、バンジャマン・レネール監督をはじめイルミネーションスタッフは動画を沢山見て、動きや行動を観察するだけにとどまらず、実際のアニメーション製作の際には、カモの泳ぎや水中からの飛び出し方などを徹底的に研究したそうだ。

スタジオに本物のカモが登場した時のことについて、レネール監督は「すごく面白い経験だった。スタッフ全員が駐車場に集まって輪を作り、その真ん中にカモが置かれたんだ。全員が輪の中央にいるカモを凝視し、黙って観察する様子はかなりシュールだったよ。その時の映像も残してある。本物のカモの行動を観察するのは興味深い経験だった。マガモはどこにでもいる鳥で、親しみやすくて面白い。特に不機嫌になってガーガー鳴きながら逃げていくところなんかはね」と回顧し、イルミネーションによる職人技の裏側が垣間見えるエピソードについて明かした。

また、本作は主人公のカモ一家の視点から描かれた物語であるため、劇中に登場する人間も他の動物と同様に扱われている。観客もその言葉を理解することはできないが、これにより、次から次へとハプニング連続のニューヨークでカモ一家が体験する驚きや困惑を観客と共有でき、没入感をより高めることができるようになっているのも、“鳥ファースト”で描き切った製作陣のこだわりのひとつとなっている。

<作品情報>
『FLY!/フライ!』

3月15日(金) 公開

公式サイト:
https://fly-movie.jp

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