花江夏樹主演『月が導く異世界道中 第二幕』ただの“バナナ好き”じゃなかった!エリスの大活躍ぶりに「バナナの切れ目が縁の切れ目!?」

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第十夜が3月11日(月)よる11時からTOKYO MX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子(ねずこ)を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海健人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

■捕らえられた裏組織の人間とは…?

第十夜(話)のタイトルは「やってみせます世直し稼業」。謎の人体実験を行っている裏組織を壊滅させるべく、真(声:花江夏樹)たちは本格的に行動を開始。そんな彼らに魔将のロナ(声:藤井ゆきよ)も協力するが、ロナの脅しやだまし、色仕掛けを駆使するやり方に識(声:津田健次郎)やライム=ラテ(声:八代拓)、アクア(声:Lynn)、エリス(声:田中美海)らからは非難ごうごう。すると「相変わらずロナさんに厳しいね、“鍋友”とかになればいいのに」と真がはやし立てると、識は「あのような性悪とは二度と同じ鍋をつつきたいと思いません!絶対に信用できない相手です!」とロナに対してかなり辛辣(しんらつ)。

過剰なほど魔将・ロナを毛嫌いしている識(画像は第九夜から引用)

アクアも「私は下衆(げす)より無能が好ましいと知りました。この不愉快、バナナを所望します!」と一同はロナに振り回されてくたくたになっていた。しかしロナのおかげで、調査開始からたった数日で関係者まで特定して捕らえることができた。その関係者が誰かを知った真は「にしても、全く予想外の結果だな。完全に人間不信、ヒューマン不信になりそう」と嘆くのだった。その人物とは、ロッツガルド中央学園の講師ブライトだった。本来はもっと泳がせて大物を捕らえるところだが、エヴァ(声:井澤詩織)やルリア(声:広瀬ゆうき)の身を守るために早めにケリをつけることに決めた真は、自ら監禁しているブライトの元に向かうのだった。「女神が原因で起きた争いは数知れない。女神はあまりにも身勝手だ!亜人は言うまでもなく、ヒューマンとて全員が愛されているのではない!ならば、我らのような組織が生まれるのは必定!」と悪い笑みを浮かべ叫ぶブライト。亜人への人体実験については「なぜ…我らヒューマンが身を犠牲にするのだ。亜人どもが身を差し出すのは至極当然のことだろ!?」と全く悪びれないブライトに、裁きを下す真だった。「もうけっこうです、さようなら」。

■魔将・ロナ、学園を去る

学園を退学したことにして姿を消すロナ(画像は第八夜から印象)

ゴテツ亭で食事をしている真とロナ。組織を追っていたロナだが、目的は達成したため学園を去ることにしたという。ロナから「あなたは亜人にも魔族にも分け隔てがない。正直私が見て来た中で最高のヒューマンね。陛下への謁見(えっけん)さえ考えてあげられるほどに」と褒められるが、識と森鬼の2人には気をつけろと忠告される。“森鬼は誰かの下につくことは我慢できない種族なのでいつか必ず裏切る”と。それを聞いた真は、もしバナナを切らしたりでもしたら、森鬼・アクアとエリスの「バナナなしでは勤労意欲が下がります!」「ノーバナナ、ノーライフ」という声が聞こえてくるのだった。識は魔族の間では“ラルバ”と呼ばれており、「敵対したことも手を組んだこともあるが、“絶対に信用できない”」と言うロナ。それを聞いた真は、「識とロナさん、もしかして意外と気が合う?2人して同じこと言ってるけど」と思うのだった。ロナは自分の直通の念話ができる連絡先を残し、姿を消すのだった。

■それぞれの夏休み

夏休み直前のロッツガルド中央学園。レンブラント姉妹が歩いていると、周囲が道を開けて行く。それを見たイルムガンド=ホープレイズ(声:伊東健人)の友人たちがうわさをしている。最近優しくなったといううわさもあったが、真にいいよる女子たちを威嚇(いかく)して脅しているという。それを聞いているイルムガンドは、頭を押さえて倒れ込む。荒い息遣いで、目はうつろのイルムガンドを心配する友人たち。しかしイルムガンドは、ふらついた足取りで去って行き、ロナから受け取った薬瓶を取り出して「もっと、もっとだ…」と不気味な笑みでつぶやくのだった。

何かの薬におぼれているような様子の真の生徒・イルムガンド=ホープレイズ

司書のエヴァは、いつかケルネオンを奪還出来たら、真に領地の一部を報酬として渡すと約束する。しかし真は、それは求めていないという。代わりに提案したのは、エヴァのおすすめの本を紹介してほしいというものだった。「私にはもう、彼とクズノハ商会しか頼るところがない…。彼が飛びつくような本を用意して見せる!」そう気合いを入れて本を選ぶのだった。

真に渡す最高の本を厳選したエヴァ(画像は第五夜から引用)

真の生徒たち、ジン=ロアン(声:新祐樹)、アベリア=ホープレイズ(声:小坂井祐莉絵)、ミスラ=カズパー(声:菅原慎介)、イズモ=イクサベ(声:橘龍丸)、ダエナ=セブルス(声:山口智弘)、シフ=レンブラント(声:花守ゆみり)、ユーノ=レンブラント(声:稗田寧々)の6人は、真のスパルタ授業にもへこたれず訓練に励んでいた。識のアドバイスにより夏休み中に、レベル上げにちょうどいい森で魔物との実践をすることになる。真の講義のおかげもあり順調にレベルを上げて行く6人。アベリアは「識さん…はっきり言って好きだ~!理想の男性だっ」と、訓練中も識への恋心を募らせていくのだった。

そんな中、真と識への土産に湖畔の薬草を取りに出かけた一同は、そこで最下級の“亜竜”と出くわす。最下級と言ってもレベル90以上でないと倒せないが、生徒たちは全員レベル70代。無謀にも立ち向かう6人が亜竜の吐き出した火炎に焼かれそうになったところを助けたのは、エリスだった。亜竜を倒して姿を消すエリス。その圧倒的な強さに呆然(ぼうぜん)とする一同。真がバナナを報酬に、エリスに生徒たちの護衛を頼んでいたことは知る由もないのだった…。

真のスパルタ授業にもめげない生徒たちに視聴者からは「特訓したりゆるきゃん△したり、青春してるねぇ~」「絶対忘れられない夏」「生徒サイドよき。励め若者よ…」と生徒たちの成長を喜ぶ声が多く見られた。森鬼のエリスが生徒たちを助けたシーンには「そういえば忘れてたけどエリスちゃん強かったんだ」「森鬼強い!レベル桁違い。バナナの切れ目が縁の切れ目?」「バナナ姉妹強かったんだった」など、バナナに釣られたエリスの強さが話題となっていた。

『月が導く異世界道中 第二幕』次回は3月18日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて放送予定。

作品キービジュアル

『月が導く異世界道中 第二幕』公式 HP
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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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