災害種別に応じ対策 福島県会津若松市 地域防災計画改定へ

地域防災計画の改定方針を示した防災会議

 福島県会津若松市は2025(令和7)年度末をめどに、市地域防災計画を改定する方針を固めた。火山、雪、地震、事故、原子力の5つの災害種別に応じた対策を具体的に明示する。12日、市文化センターで開いた防災会議で示した。

 改定の方針では、市内で最大クラスの揺れが見込まれる会津盆地東縁断層帯を震源とした被害想定を盛り込み、県地域防災計画の骨格、体系に準じた計画を作成する。2024年度に住民アンケートや地域単位での意見交換会を始める見通し。市民の自助・共助を連動させた計画づくりを進める考え。

 防災会議は、現行の市地域防災計画の修正部分も確認した。いずれも国の防災基本計画や、市独自事業などの変更点を反映させた内容で、出席した委員がそれぞれの箇所を確認し、了承した。

(会津版)

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