メドベデフが好調ディミトロフをストレートで撃破し2年連続ベスト8[BNPパリバ・オープン]

昨年準Vのメドベデフ、ディミトロフにリード許さずストレートで破る

現地3月13日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス4回戦が行われ、第4シードのダニール・メドベデフ(世界ランク4位)が第13シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同13位)を6-4、6-4のストレートで下し、昨年に続いて8強入りを決めた。

今大会、メドベデフは初戦となった2回戦でロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン/同64位)を6-2、6-3で下すと、3回戦では第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同29位)を2時間31分の熱戦の末に6-4、5-7、6-3で破り、4回戦に進んでいる。

この日は今季開幕戦のATP250ブリスベンで通算9度目のタイトルを獲得し、現在も調子のよいディミトロフと対戦。直接対決で6勝3敗と勝ち越しているメドベデフは、持ち前の鋭いサーブを生かして順調にキープしていく。

その中、第5ゲームの30-30でディミトロフがネットに出てきたところ、メドベデフがコート最後方から華麗なバックハンドのパッシングショットを決めてブレークポイントを握る。ここでディミトロフが痛恨のダブルフォールト。メドベデフが先にリードを奪うと、堅い守備で着実にポイントを獲得し、ブレークポイントを握らせないまま6-4で第1セットを奪った。

続く第2セットも流れはメドベデフ。第3ゲームで手にしたチャンスを逃さずにリターンから攻め込んでブレーク。直後のゲームではこの試合初めてのサービスゲームを破られたが、第7ゲームで再びリードし、そのまま6-4とストレートで2年連続の準々決勝進出を果たした。

プロである以上、「ATPマスターズ1000に出場するたびに勝ちたい」と思っており、ハードコートで唯一手にしていない今大会のタイトルに特別ではないとしたメドベデフ。それでも「僕はインディアンウェルズが大好き。絶対に一度は勝ちたい。去年は惜しかったけど、今年はまたチャンスがある。挑戦していくよ」とやる気をみなぎらせた。

準々決勝では第7シードのホルガー・ルーネ(デンマーク/同7位)と対戦。ルーネは4回戦で第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同12位)を2-6、7-6(2)、6-3の逆転で下している。

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