「命を預かるという仕事内容と対価が見合っていない」香川民医連労働組合の組合員が待遇改善を求めてストライキ

新型コロナウイルスの5類移行後も、人員の減少などで多忙を極める医療従事者の待遇改善を求めて、香川民医連労働組合がストライキを行いました。

「命を預かるという仕事内容と対価が見合っていないと思います」

高松平和病院などの医療従事者でつくる、香川民医連労働組合の組合員約40人が街頭に立ち、訴えました。

今年の診療報酬の改定で、「ベースアップ評価料」の新設などが盛り込まれましたが、対象の職種が限定的だとして、組合では、全職員の月額平均4万円以上の大幅な賃上げを求めています。

(香川民医蓮労働組合 井下庸祐執行委員長)
「新型コロナが5類に移行したとはいえ、我々の対応は移行前となにも変わっていません、労働に見合った対価を認めてほしい」

要求に対する1次回答では、「ベアは行うが金額は検討中」となっていて、組合は粘り強く交渉したいとしています。

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