「私が見るのは良くないと思って…」アトレティコのシメオネ監督はPK戦を直視できず。勝利後には男泣き「つい感情的になってしまった」

現地時間3月13日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2レグで、アトレティコ・マドリーはインテルとホームで対戦した。

敵地での第1レグを0-1で落としたアトレティコは、第2レグでも33分にフェデリコ・ディマルコに先制点を許す。それでも、2分後にアントワーヌ・グリーズマンがネットを揺らすと、終了間際の87分にはメンフィス・デパイが千金弾を叩き込む。

2戦合計で2-2に追いつくと、延長戦後に突入したPK戦で、GKヤン・オブラクが2本をストップ。3-2でこの勝負を制して、準々決勝へ勝ち進んだ。

アメリカの大手メディア『ESPN』によれば、激闘を制したアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は「(PK戦を)見られなかった」と明かしている。

【画像】インテルとの激闘を制し、涙を流すシメオネ監督
「私が見るのは良くないと思って見ないと決めたんだ。PK戦には何度も苦しめられてきたからね。ヤンは素晴らしいプレーを見せてくれた」

また昨季のCLファイナリストであるインテルを「スピードと決定力があり、フォワードは懸命に守備をする。欧州で最高のチームの1つだった」と称賛している。

そんな強敵とのラウンド16を制し、「つい感情的になってしまった」と試合後に男泣きをしたシメオネ監督。アトレティコを7シーズンぶりのベスト4進出に導けるか。準々決勝の対戦相手は、15日の組み合わせ抽選会で決定する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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