世界ボクシング協会(WBA)フライ級王座に就いたユーリ阿久井政悟選手(28)=倉敷市出身、倉敷守安ジム=が12日、母校の環太平洋大(岡山市東区瀬戸町観音寺)に凱旋(がいせん)し、学生や教職員から祝福を受けた。
卒業以来6年ぶりの訪問。拍手で出迎えた学生ら約100人に笑顔で応えた。大橋節子学長が「世界一の姿を見られてうれしい。学生たちも強く刺激を受けた」と花束を手渡し、大橋博・創志学園総長は「今後のさらなる活躍を期待している」とエールを送った。
同大1年時にプロデビューした阿久井選手は「ベルトが取れたのはたくさんの応援のおかげ」と感謝し、5月に東京ドームである初防衛戦に向けて「過去に1度勝った相手だが気持ちを引き締めて臨む。チャンピオンとしてしっかり迎え撃ちたい」と決意を込めた。
同大では、4月に新設する競技スポーツ科学科で阿久井選手による特別講義を予定している。