BMW M3に最後のマニュアルトランスミッション搭載モデルが登場。日本限定150台で注文受付開始

 日本市場では2021年に登場して以降、BMW伝統のFRから最新のM xDriveへと進化した6代目の『M3』に、最後のマニュアルトランスミッション(MT)搭載モデルとなる限定車『BMW M3 MT Final Edition(MTファイナル・エディション)』が登場。上陸は150台限定となり、同車専用のウェブサイト上にて3月13日より3月27日の23時59分まで注文受付が開始されている。

 言わずと知れた高性能部門のBMW M社が開発を担い、近年の“セグメント分類”ではMハイパフォーマンス・モデルに属する今回のモデルは、通常のカタログモデルではラインアップがなかった6速マニュアルトランスミッションを搭載した右ハンドル仕様となっている。

 この限定車は、初代E30型M3がDTMドイツ・ツーリングカー選手権で初優勝を飾ってから35周年を記念して作成された1台でもあり、ロベルト・ラバーリャのドライブした1980年初優勝時のE30を彷彿とさせる専用ゴールド塗装のホイールや、1989年にDTMのドライバーズ・チャンピオンを獲得したチーム・シュニッツァーの車両をイメージした、鮮やかな赤のアクセントを取り入れたメリノレザー・ブラックのMスポーツシートを採用するなど、BMWが紡いできた“M”の系譜を感じさせる限定車とされた。

 フロント19インチ、リヤ20インチの鍛造826Mゴールド・ブロンズホイールの奥にはレッドのキャリパーが目を惹くMコンパウンドブレーキを装着し、エクステリアではBMWレーザーライト+ハイビームアシストやMカーボンルーフ、Mハイグロスシャドウラインなどを装備。ガラス面もアコースティック&サンプロテクション仕様となる。

フロント19インチ、リヤ20インチの鍛造826Mゴールド・ブロンズホイールの奥にはレッドのキャリパーが目を惹くMコンパウンドブレーキを装着
BMWレーザーライト+ハイビームアシストやMカーボンルーフ、Mハイグロスシャドウラインなどを装備する

■直列6気筒Mツインパワー・ターボは最高出力480PSを発揮

 こちらもレッドのアクセントが鮮烈なインテリアでは、Mカーボントリムを筆頭にMドライブ・プロフェッショナルやMシートベルト、専用ロゴ入りサイドシルなどを装備。パーキングアシストプラスやハーマンカードンのサラウンド・サウンドシステムなど、日常からスポーツ走行までマルチに対応する4ドアサルーンとして快適なドライブを支える特別装備が数多く採用されている。

 ここまでG80型M3としてはコンペティションや、コンペティション・トラック・パッケージが中心にラインアップ展開され、高出力版となる510PS/6250rpm、650Nm/2750〜5500rpmのユニットが搭載されてきたが、今回は8速Mステップトロニックではなく“素”の6速MT搭載車がベースとなり、直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンは最高出力480PS、最大トルクは550Nm/2650〜6130rpmの仕様とされる。

 ボディカラーは全150台限定の内訳でアルピン・ホワイト、ブラック・サファイア、Mブルックリン・グレーが各50台ずつの用意となり、価格は1420万円(税込)に。前述のとおり専用サイト限定販売となり、限定台数より注文数が上回った場合には厳正な抽選が行われ、5月終わりまでに当選者が決定される。

今回は8速Mステップトロニックではなく“素”の6速MT搭載車がベースに(日本仕様は右ハンドル)
鮮やかな赤のアクセントを取り入れたメリノレザー・ブラックのMスポーツシートを採用
ボディカラーは全150台限定の内訳でアルピン・ホワイト、ブラック・サファイア、Mブルックリン・グレーが各50台ずつの用意となる

BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp
『BMW M3 MTファイナル・エディション』公式サイト:https://www.bmw.co.jp/ja/campaign/2024/m3-mt-final-edition.html

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