「小学生に美術品に関心を持ってもらおう」という取り組みです。
美術館が所蔵する作品を立体的な映像で紹介する授業が、岡山市内の小学校で行われました。
子どもたちがタブレット端末で見るのは、岡山市立オリエント美術館が所蔵する作品の数々です。
テーマを選ぶと、そのテーマに沿った作品が立体的に浮かび上がり、作品を選択すると解説も表示されます。
岡山市が、デジタル技術を使って美術品への興味を持ってもらおうと、全国で初めて教育現場への導入を目指している「収蔵品情報可視化ツール」です。子どもたちは早速タブレットを使って、好きな作品を探していました。
「昔のガラス、これがガラスなんだよ。実は」
「うにゃうにゃうにゃ、っていう模様がいいでしょう」
(児童)
「最初は美術ってなんだろうなとか思っていたけど、あとから『美術ってこんなきれいなんだな』と思いました」
「帰ったら、お母さんに『オリエント美術館に行ってみたいです』と言います」
(オリエント美術館 横田さなえ館長)
「一度、このツールを使って作品を見ていただいていますので、知識・理解を深めていただいた段階で美術館に来ていただくと、より一層作品を鑑賞する、見る力というものが深まると思っております。そういったことも期待しております」
この「収蔵品情報可視化ツール」は来年度、岡山市内の小学校の授業で導入される予定です。