春を告げる野菜「フクタチ」の収穫最盛期に

春を告げる野菜として県の南部で広く親しまれている「フクタチ」の収穫が羽後町で最盛期を迎えています。今年も青々とした葉を広げたおいしいフクタチに育ったということです。

寒さが厳しい冬の間にゆっくりとたくましく生長する野菜、フクタチ。まだ雪が残る羽後町の新成地区で栽培されています。

羽後町特産のフクタチは、秋にハクサイの種をまき、冬を越させたもので、「春を告げる野菜」として県の南部で広く親しまれています。

JAうごでは12戸の農家が「ひばり野ふくたち」として栽培していて、佐藤総さんのハウスでも収穫が最盛期を迎えています。

気温の上昇とともに茎が伸びるフクタチはつぼみを出した「とう立ち」と呼ばれる状態のいまがまさに旬です。今年も寒さに耐えて甘味をたっぷりと蓄えたおいしいフクタチに育ったといいます。

佐藤総さん「今年は暖冬傾向になっていましたので非常に出来はいいです。うま味と新鮮さがぎっしり詰まったひばり野のフクタチおすすめします」

JAうごは今年、約20トンのフクタチの出荷を見込んでいます。収穫は来月上旬まで続き、主に県内に出荷されます。

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