千葉大学長選の議事録公表 選考過程明らかに

千葉大学長選の議事録公表 選考過程明らかに

 千葉大学は3月14日、次期学長を決めた2024年1月の学長選考会議の議事録を公表しました。
 教職員による投票で次点だった横手氏が次期学長に選ばれた選考過程が明らかになっています。

 千葉大学は2024年1月、学長選考会議で、教職員による投票では次点だった医学部付属病院長の横手幸太郎教授を次期学長に選びました。

 これに「疑義がある」などとして、教授会や卒業生の有志らが学長選考会議に対し説明を求めています。

 公表された議事録によりますと、次期学長を決めた2024年1月25日の学長選考会議では、教職員による投票結果を「重くとらえるべき」との意見があった一方で、「過半数取得者がいない」との指摘もありました。

 また、選考基準の「優れた学識」の見地から、英語の論文を出しているかどうかを巡って賛否が割れるやり取りがあったことも記されています。

 この意見交換後、出席した委員14人による投票が行われ、横手氏が8票を獲得し、教職員による投票でトップだった山田賢氏を2票上回り最多得票者になりました。

 この結果を受け、次期学長として横手氏を選んだとしています。

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