処理が面倒なジャガイモの芽 成長を抑える方法に「置き場所変えます」

※写真はイメージ

さまざまな料理に便利に使えるジャガイモ。調理する時は芽を取り除く必要があるものの、一体なぜなのか理由が分からないという人も多いのではないでしょうか。

取り除くべき理由や、芽の成長を抑える保存方法を、醤油でおなじみのキッコーマン株式会社の公式サイト『ホームクッキング通信』より紹介します。

ジャガイモの芽を取り除くべき理由とは

ジャガイモの芽を食べてはいけない理由は、ソラニンと呼ばれる毒素が含まれているからです。除去しないまま食べてしまうと、食中毒を引き起こす可能性も。芽を取り除けば問題ないので、下ごしらえはていねいにするようにしましょう。

ジャガイモの毒素でもう1点気を付けなければならないのが、皮についてです。

皮が緑色になっているジャガイモも要注意。芽と同様に毒素が含まれているので、皮は厚めにむいて、緑色の部分を必ず取り除いてください。

芽は取り除いていても、緑色の皮については意識していなかったという人も多いのではないでしょうか。皮をむいても緑色になっている場合は、その部分までしっかりと除去して食べてください。

ジャガイモの芽の成長を抑える保存方法

購入してきたジャガイモを自宅で保管中、「芽がたくさん生えてしまって処理が面倒…」と感じた経験はありませんか。実はこの問題、ジャガイモの保存方法に気を配ることで抑制できます。キッコーマン公式サイトで紹介されている方法を取り入れてみてください。

ジャガイモの保存に適しているのは、暗くて涼しい場所。常温でもいいですが、20℃くらいで発芽しやすくなるため、冷蔵したほうが安心です。保存の際は、サッと洗って水分を取り除き、乾いたキッチンペーパーに包んでからジッパー付き保存袋へ入れて野菜室へ。

ジャガイモの芽の発芽条件は、ずばり温度。スーパーでは常温で販売されていますが、自宅では冷蔵保存がおすすめです。キッコーマンによると、リンゴから発生するエチレンガスにも発芽を抑制する効果が期待できるとのこと。一緒に保存することで効果が得られるので、こちらも実践してみてください。

ジャガイモの芽を取り除かなければならない理由は毒素です。身近な食材で食中毒にならないためにも、ていねいに取り除いてください。冷蔵庫で保存すれば成長を抑えられ、調理前の下準備も楽になるでしょう。ぜひ意識してみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]


出典

ホームクッキング通信(キッコーマン)

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