静岡県牧之原市に住む70代の男性が、SNSを通じて知り合った人物から投資を持ちかけられ、現金約4,600万円をだまし取られる詐欺事件がありました。警察はSNSを利用した詐欺に注意を呼びかけています。
【動画】「お金が儲かる」投資持ちかけられ70代男性4,600万円だまし取られたか やり取りはSNSで相手の声聞いたことなく…＝静岡県警
警察によりますと、被害にあったのは、牧之原市に住む70代の農業の男性です。男性は2023年11月頃、SNSで知り合った人物からSNS上で「投資話は興味ありますか?」「お金が儲かる」などと投資を持ち掛けられ、2023年12月頃から2024年3月上旬までの間、被疑者の指示した口座に10数回に分けて、現金合計約4,600万円を振り込んだということです。
男性が「お金を引き出したい」と連絡したところ、「引き出すには手数料やサービス料で約1,000万円が必要」などと連絡があり、男性が家族に相談したことで事件が発覚しました。
警察によりますと、男性が現金を振り込んだ際、毎回違う口座を指定され、その口座は、いずれも外国人名義の個人口座だとみられるということです。また、やり取りはすべてSNSのメッセージを通して行われ、男性はこれまで相手の声を聞いたことがなかったということです。
警察は「SNS上で知らない相手から投資の話が出たら詐欺」「個人口座へ正規な投資で金を振り込むことは絶対にない」と注意を呼びかけています。
