参院選大規模買収事件で1審有罪判決を受けた元広島市議の控訴審 弁護側は改めて無罪を主張

2019年の参院選を巡る大規模買収事件の1審で有罪判決を受けた元広島市議の控訴審で、弁護側は改めて「無罪」を主張しました。

元広島市議の伊藤昭善被告は、4年前の参院選を巡り河井克行元法相から買収の目的で現金を受け取ったとして、罰金30万円・追徴金50万円の有罪判決を受けています。伊藤被告は、これを不服として控訴していました。

広島高裁で14日から始まった控訴審で、弁護側は「事実誤認がある」などとして1審と同様に無罪を主張しました。さらに、採用を求めた証拠が却下されたのを受け、裁判官の交代を求めましたが退けられました。一方、検察側は控訴の棄却を求めました。

判決は5月23日に言い渡されます。

(2024年3月14日放送)

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