「ギャンブル代欲しさに…」郵便局員が“顧客の貯金” 約7800万円着服 暗証番号を聞きだしたり生命保険を勝手に解約

着服があった岩見沢三条郵便局

郵便局の元課長代理の男性(36)が顧客の貯金など計7750万円を着服していたことが分かりました。着服していたのは、北海道の岩見沢三条郵便局の元課長代理の男性(36)です。日本郵便北海道支社によりますと、男性は2018年6月から2023年8月までに、岩見沢三条郵便局や夕張郵便局に勤務していた際、顧客から通帳やキャッシュカードを預かるとともに暗証番号を不正に聞き出し、ATMや窓口で貯金を勝手に払い戻して着服したり、生命保険を勝手に解約して解約還付金を着服するなどしていました。被害者は9人で、被害額の合計は約7750万円でした。そのうち約2900万円は、顧客の口座間で移したものでした。客が自身が知らない払い戻しに気づき問題が発覚。男性は「ギャンブル代欲しさにやった」などと話しているということです。日本郵便は被害者に全額補償していますが、男性は弁済していません。男性は23年9月に懲戒解雇となっています。日本郵便は被害届を出すか警察に相談しているということです。

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