『記憶力がいい』犬種とは?学習能力が高いと言われる理由や正しいトレーニング方法まで解説

「記憶力がいい」犬種とは

犬は犬種によって見た目や特徴が大きく異なりますが、全般的にとても賢い動物です。

なかでも、人間の為に働くよう生み出された「使役犬」と呼ばれる犬種は知能が高く、学習能力がずば抜けています。

そこで今回は、「記憶力がいい」犬種について解説します。あわせて、学習能力が高いと言われる理由や正しいトレーニング方法まで解説しますので、愛犬に当てはまるかチェックしてみてください。

ボーダー・コリー

「記憶力がいい」として真っ先に名前が挙げられるのが『ボーダー・コリー』です。

ボーダー・コリーは牧羊犬として使役されることが多く、運動神経も知能も全犬種の中でもトップクラス。その学習能力の高さで飼い主の指示を正確に記憶しつつ、自ら家畜を誘導する知能の高さも持ち合わせています。

プードル

日本でも人気のある犬種『プードル』も、「記憶力がいい」といわれる犬種です。

見た目はぬいぐるみのような可愛い姿をしていますが、プードルはもともと「鳥猟犬」という水鳥猟のお供を勤めていた犬。

飼い主の指示をよく聞き社交的で学習能力も高いため、「しつけがしやすい」とペットとしても根強い人気を誇っています。

ジャーマン・シェパード

ドイツ原産の『ジャーマン・シェパード』は、警察犬や軍用犬として使われるほど記憶力に優れている犬種です。

教えられたことを正確に理解し実行できる、賢さや学習能力の高さが評価されています。シェパードは勇敢さと賢さを兼ね備えた優秀な犬だといえるでしょう。

ゴールデン・レトリーバー

『ゴールデン・レトリーバー』も学習能力が高い犬種です。

ゴールデン・レトリーバーは、もともとハンターが撃ち落とした水鳥を回収する「鳥猟犬」として活躍していた犬。名前の「レトリーバー」は「回収する」という意味が由来となっています。

ゴールデン・レトリーバーだけでなく、「ラブラドール・レトリーバー」など、レトリーバーと名前に付いている犬種は総じて賢く温厚な性格で、使役犬や家庭犬として大活躍しています。

ドーベルマン

その見た目から「怖そう」だと思われがちな『ドーベルマン』もとても賢く、信頼している飼い主に従順な犬として有名です。

ドーベルマンは軍用犬や警備犬として使役されることが多く、非常に高い記憶力と学習能力を持っています。

警戒心が強いため信頼関係を築くまでに時間がかかるかもしれませんが、一度心を許した相手には甘えん坊な一面を見せることもあるようです。

「記憶力がいい」犬種の正しいトレーニング方法

記憶力や学習能力が高い犬種は「しつけが簡単」だと勘違いしてしまう人も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。

知能が高いからこそ、犬達は飼い主のことをよく観察しており、「信頼できない」「頼りない」と判断した相手の言う事を聞くことはありません。このような犬は、しつけが上手くいかずに「うちの子は記憶力が悪い」と勘違いされた結果、飼い主に手放されてしまうことも。

どの犬種にもいえることではありますが、特に「学習能力が高い」といわれている犬種をしつける時には、まず犬種の特徴をよく理解すること、そして毅然とした態度で愛犬に合った適切なトレーニングを行う必要があります。

しつけの仕方に悩んでしまった場合は、プロのドッグトレーナー等に相談して、専門的なアドバイスをもらうことをおすすめします。

まとめ

今回は、「記憶力がいい」犬種をご紹介しました。あなたの愛犬はどうでしたか?

もちろん犬の賢さには個体差がありますし、学習能力が高い犬が良い犬、記憶力が悪い犬がダメな犬というわけではありません。

大切なことは、愛犬のことをよく理解し、適切なトレーニングや接し方を飼い主がすることです。知能が高い愛犬とも、しっかり信頼関係を築いていくようにしましょう。

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