キャサリン妃の母の日フォト、大手通信社が掲載取りやめ 物議醸す

キャサリン妃の母の日フォト、通信社が掲載取りやめ(C)Zeta Image

「マザリング・サンデー」と呼ばれるイギリスの母の日に先立ち、健康危機浮上後初めてとなる家族写真を公開したキャサリン皇太子妃だが、写真に加工が見られたとして、各通信社が掲載を取りやめた。妃は修整を認め、謝罪の意を表している。

イギリスの母の日を翌日に控えた現地時間3月9日、皇太子夫妻がインスタグラムを更新し、10歳のジョージ王子、8歳のシャーロット王女、5歳のルイ王子と写る、キャサリン妃の写真を公開。合わせて通信各社や写真エージェンシーにも送られた。

キャプションによると、写真はウィリアム皇太子が撮影したもので、「この2か月皆さんから頂いたお見舞いや、変わらないサポートに感謝します」「皆さん母の日おめでとう」と綴られ、妃のイニシャルである「C」と添えられている。夫妻はこれまでも、季節のイベントごとに家族写真を公開しているが、1月に腹部の手術を受けて以来公の場に出ていない妃の久しぶりの姿とあって注目を集めた。

しかし、直後からシャーロット王女の手と膝、キャサリン妃の服のジッパーと子どもたちに沿える手、写り込んだ背景などに不信な点が指摘され、物議を醸すことに。AP通信やロイター、AFPなど通信大手がこの写真の掲載や配信を取りやめる事態に発展した。

これを受け、妃は翌日10日にX(旧ツイッター)を更新し、イニシャル「C」と添えて謝罪メッセージを発表。「多くのアマチュア写真家と同じように、私も時に編集を試みることがあります。昨日公開した家族写真が混乱を招いたことをお詫びいたします。みなさんが幸せな母の日をお祝いしていることを願っています」と綴った。

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