【早出し】「おおくら君30世」できた 肘折温泉名物

存在感際立つ巨大雪だるま「おおくら君30世」が完成した=大蔵村

 大蔵村肘折温泉名物の巨大雪だるま「おおくら君30世」の完成式が14日、肘折いでゆ館前広場で行われた。少雪の影響が心配されたが、今年も見事な雪国のシンボルがお披露目された。

 今年のおおくら君は身長9.1メートル、ウエスト79.8メートル、体重964トン。昨年に比べるとウエストは約17メートルスリムになったものの、今月の降雪が幸いし、完成にこぎつけた。大蔵中1年八鍬大和さん(13)がデザインした。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表の活躍をイメージした野球ボールをあしらった。

 除幕式の後、肘折保育所の子どもたちが雪だるま脇の斜面でそり滑りを楽しんだ。肘折保育所年中の中島暖ちゃん(5)は「目がくりっとしていてかわいい」と話していた。16日夜は周辺で打ち上げ花火などを行うイベント「おおくら雪ものがたり」が開かれる。

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