第96回選抜高校野球大会(18日から13日間・甲子園)に出場する常総学院(茨城県土浦市)は14日、甲子園練習に臨んだ。選手たちは憧れの甲子園の土を踏み、30分間汗を流してグラウンドの感触を確かめた。
選手たちは若林佑真主将(2年)の声かけで三塁側ベンチ前から勢いよく飛び出し、シートノックを開始。内外野や投内連係、打撃練習に取り組んだ後、投手陣がマウンドで投球練習を行った。
遊撃手の若林主将は「打撃練習は甲子園の雰囲気が良くて気持ち良く打てた。守備は1回戦最終日のグラウンド状態を意識しながら準備していきたい」と語った。
左翼手で主軸を担う近藤和真(同)は「とても広く感じた。芝の感覚やフェンスの跳ね返りなどを確認できた」と充実感をにじませた。打撃練習では外野深くまで打球を飛ばして快音を鳴らし、「試合では野手の間を抜けるような打撃を心がけていきたい」と意気込みを示した。
エース小林芯汰(同)は約30球を投げて入念に状態を確認。「甲子園のマウンドは緊張感があった」と話し、「初戦まで期間が空くので、しっかり調整をして良い状態で臨みたい」と気を引き締めた。
常総学院の初戦は大会第6日の23日、第1試合で日本航空石川(石川県)と対戦する。チームは15日以降、兵庫県や大阪府の各地で練習を行い、本番に備える。