和歌山県警・春の人事異動発表 全警察署長、交代

和歌山県警察本部はきょう(3/14)、この春の人事異動を発表しました。

今年(2024年)の人事異動は、今月(3月)25日に発令する、警部以上の警察官と職員をあわせた第1次異動が252人、来月(4月)1日に発令する警部補以下の警察官と係長以下の職員をあわせた第2次異動が693人となっています。

第1次異動は、去年よりやや減りましたが、1次と2次をあわせた人事異動全体の規模は、外事課の新設などに伴う組織改編が行われるため、去年より119人増えて945人となりました。

この春の主な組織改編としては、不正輸出やスパイ活動、先端技術の流出などの経済安全保障を確保し、尖閣諸島問題などの対日有害活動の対策を強化するための新たな部署として、外事課を新設します。

また、国内の公安部門を担ってきた公安課の機能を警備企画課の公安対策室に移すため、公安課という名称はなくなることになります。

また、「ルフィ」と名乗る男がリーダーを務める特殊詐欺グループなど、匿名・流動型犯罪グループの実態解明と取締りの強化をはかるため、現在、捜査二課にある組織犯罪捜査室を組織犯罪対策課に移管するほか、運転免許課に、免許デジタル化推進室を設けて運転免許証とマイナンバーカードの一体化などを促進します。

幹部の主な人事として、

生活安全部長に、岡田謙吾(おかだ・けんご)岩出警察署長、

刑事部長に、林達也(はやし・たつや)主席監察官、

交通部長に、津田陽三(つだ・ようぞう)御坊警察署長、

警備部長に、増田雅美(ますだ・まさよし)警備企画課長、

首席監察官に、木村充次(きむら・みつじ)交通企画課長、

警察学校長に、藤田和義(ふじた・かずよし)和歌山東警察署長、

となっています。

また、県内12の警察署すべてで署長が交代します。

新たな署長の人事は、

和歌山西警察署長に、山田守孝(やまだ・もりたか)警務課長、

和歌山東警察署長に、永井泰文(ながい・やすふみ)サイバー犯罪対策課長、

和歌山北警察署長に、中岡隆(なかおか・たかし)海南警察署長、

橋本警察署長に、尾保手正成(おぼて・まさなり)運転免許課長、

かつらぎ警察署長に、森田清幹(もりた・きよもと)機動隊長、

岩出警察署長に、赤井啓修(あかい・ひろのぶ)有田湯浅警察署長、

海南警察署長に、橋本諭(はしもと・さとる)科学捜査研究所長、

有田湯浅警察署長に、細尾晃男(ほそお・あきお)留置管理課長、

御坊警察署長に、髙垣栄一(たかがき・えいいち)生活環境課長、

田辺警察署長に、中峰恵也(なかみね・けいや)総務課長、

白浜警察署長に、中田聖(なかた・せい)鑑識課長、

新宮警察署長に、矢野勝正(やの・かつまさ)捜査一課長、

となっています。

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