サケマス漁獲量、前年並みで妥結 2050トン、24年の日ロ交渉

 水産庁は14日、日本の排他的経済水域(EEZ)内のサケ・マス漁について、ロシアとの2024年の漁業交渉が妥結したと発表した。北海道周辺などでの日本漁船の漁獲量はサケ・マス合計で、前年と同じ2050トンで合意した。漁獲実績に応じてロシアに支払う漁業協力費は1億8千万円から3億13万円の範囲とした。

 11日からウェブ会議で交渉を進めていた。漁業協力費の下限額は前年よりも2千万円下がった。日本は漁業者が負担する漁業協力費の引き下げをロシアに求めていた。

 ロシアのEEZ内での漁業交渉については対応を検討中という。23年はロシア水域の漁業交渉は行われなかった。

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