米新規失業保険申請、1000件減の20.9万件 予想外に減少

[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した3月9日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1000件減の20万9000件となった。エコノミスト予想は21万8000件だった。

3月2日までの1週間の継続受給件数は1万7000件増の181万1000件だった。

労働省は、2019─23年の新規申請件数と継続受給件数の双方を改訂。また、今年の季節調整方法を改新するなどした。

継続受給件数は過去3カ月にわたり大幅に下方修正。PNCファイナンシャルのシニア経済アドバイザー、スチュアート・ホフマン氏は「昨年12月から今年2月にかけての雇用統計で示された雇用者数の力強い増加と一致している」とし、「労働市場で需給バランスが改善しており、賃金上昇圧力の緩和につながる」との見方を示した。

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