【インド】ロジスティード、西部に物流センター開設[運輸]

西部マハラシュトラ州ナビムンバイに開設したムンバイ物流センターの外観(ロジスティード提供)

物流大手のロジスティード(旧日立物流)は14日、インド法人のフライジャックロジスティクスが同国西部マハラシュトラ州ムンバイ近郊のナビムンバイに「ムンバイ物流センター」を開設したと発表した。港湾や建設中の新空港、主要幹線道路への地の利がよく、インド西部のハブ拠点に位置付ける。

ムンバイ物流センターは、荷主に代わって物流やその管理を包括的に請け負う「3PL」やフォワーディング業務、国内配送のハブとしてさまざまなサービスを提供する多機能型物流センター(MPLC)となる。国外からの貨物を保管し、ムンバイやプネなどの周辺都市への供給が主な業務となる。

建屋は平屋建て(一部中二階あり)で、延べ床面積は4万3,540平方メートル。床荷重は1平方メートル当たり7トン。倉庫内の高さは13~19メートルを確保した。自家発電や防犯カメラなどの設備を備える。

ロジスティードグループは、インドの4大都市(北部デリー、西部ムンバイ、南部のチェンナイ、ベンガルール=バンガロール)でMPLCを構築する計画で、今回のムンバイは2022年に設立したチェンナイに続き、2カ所目。今後、25年にベンガルール、26年にデリーでMPLCを立ち上げる計画だ。

4大都市のMPLCをつなぐ物流ネットワークを通じて、顧客のサプライチェーン(供給網)の最適化を支援する。

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