〈卓球Tリーグ・金沢ポート〉勝って被災地に元気を 報告会、来季の飛躍誓う

エキシビションマッチでラリーを繰り広げる選手=金沢市文化ホール

 卓球Tリーグ男子に今季より参入した金沢ポートの2023―2024報告会が14日、金沢市文化ホールで開かれ、関係者や支援者約50人が初年度の奮闘をねぎらい、来季の飛躍を願った。

 チームは6勝14敗でリーグ最下位の6位だった。西東輝監督は「選手はみんな頑張ってくれたが、私の力不足で期待に応えられなかった。来季は勝って被災地の人に元気を届けたい」と意気込みを示した。馳浩知事があいさつし、新保博之金沢市副市長の発声で乾杯した。

 松平健太、山本勝也、薜(まさき)大斗、平塚健友、五十嵐史弥の5選手が出席した。主将としてチームを引っ張った七尾市出身の松平選手は「地元の応援と期待の大きさを実感した。若い選手も伸びており、来季は優勝を狙う」と力強く語った。参加できなかった選手はビデオメッセージで感謝を述べた。

 会場には卓球台が用意され、チーム最年長の松平選手と最年少の平塚選手がエキシビションマッチを行い、大きな声援が飛んだ。試合後は来場者が選手とのラリーを楽しんだ。

© 株式会社北國新聞社