●日本語翻訳版1~5話
台湾の人気ウェブ漫画家「A RAY(ア・レイ)」さんが氷見市を取り上げた作品の公開が14日、市内の潮風ギャラリーなどで始まった。明るく見やすいデジタルサイネージ(電光掲示板)を使い、台湾のア・レイさんから見た氷見の魅力や見どころなどを市民、観光客らに幅広く伝える。
氷見出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)に憧れるア・レイさんは、フェイスブックのフォロワー数が66万人、インスタグラム18万人を誇るインフルエンサー。昨年9月に市の招きを受けて約2週間滞在した。そのときの体験談などを「MANGA HIMI(まんが氷見)」のタイトルで作品化した。
昨年11月に自身のインスタグラムで公開を始めたところ、台湾のファンから藤子Ⓐさんのキャラクターがあふれる氷見の街に大きな反響が寄せられた。
作品では藤子Ⓐさんのキャラクターに会える「まんがロード」、比美乃江大橋や海越しの立山連峰の絶景など氷見の魅力がア・レイさんのエピソードを交えながらコミカルに紹介されており、林正之市長も登場する。
「まんが氷見」は1話約10ページ、全10話の構成で、潮風ギャラリー入り口付近に設置されたデジタルサイネージでは、日本語翻訳版の第1~5話までが公開されている。6話以降は氷見市のホームページで閲覧できる。
作品はひみ番屋街、市漁業文化交流センター、市海浜植物園でも展示されている。市観光交流課の担当者は「ア・レイさんの漫画作品を多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。