名鉄 名古屋モーターサイクルショーとコラボ 企画切符で鉄道利用を促進 あすから 発売先着千人限定抽選券も

昨年は約4万2千人の二輪車ファンが来場した会場

 名古屋鉄道は16日、中部地方最大級の二輪車イベント「第3回名古屋モーターサイクルショー」(4月5~7日、会場=愛知県国際展示場・常滑市)の企画乗車券を初めて発売する。4月7日まで。往復乗車券とイベント会場入場券のコラボ切符で、当日購入より500円安くなる。中部国際空港で使えるプレミアムクーポンや、バイクグッズなどを進呈する先着千人限定の抽選券もセットにする。新企画の立ち上げで鉄道の利用促進にもつなげる狙い。

 名鉄との企画乗車券は、乗車券などの販売窓口を置く名鉄の各駅(弥富、赤池駅を除く)や名鉄名古屋駅サービスセンター、名鉄観光サービスの一部支店で購入できる。主な駅からの発売金額は、名鉄名古屋駅からが3460円。金山駅からは3320円。名鉄一宮駅からは4040円。

 イベント会場の最寄り駅は名鉄の中部国際空港駅。バイクの大型イベントだが、鉄道も利用してもらい、はずれ無しの抽選券などを楽しんでもらうためにコラボ乗車券を企画した。会場周辺の混雑緩和も期待できる。抽選券の特賞賞品として、帽子やプラスチックコンテナなどのバイクグッズのほか、菓子や焼きのりなど愛知県特産品が進呈される。

 中部国際空港駅の手前のりんくう常滑駅や、常滑駅にバイクを駐車してもらい、1~2区間の名鉄利用で企画乗車券を楽しむ方法もある。

 企画乗車券とは別に、名鉄ミューズ会員の来場特典も用意する。イベント会場入り口に設置する専用端末に名鉄ミューズ会員へ登録済みの「manaca(マナカ)」をタッチすると、20ポイントが付与される。

 名古屋モーターサイクルショーは昨年、約4万2千人の二輪車ファンが来場した。実行委員会は、中部経済新聞社、愛知県、愛知国際会議展示場、愛知オートバイ事業協同組合、メ~テレで構成する。今回は、国内外の19ブランドが出展し、最新の二輪車を披露するほか、用品やヘルメットなどを取り扱う企業も100社超が参加する。

© 株式会社中部経済新聞社