ドライバーの「特性」を活かして、しっかり飛ばす! “ドライバー専用”の構え方

ドライバーは、ゴルフクラブのなかで圧倒的にヘッドが大きく長さも長い特殊な存在。いつもティーアップして打つという点も特殊です。「アイアンやウエッジと同じ感覚でスイングしてもうまく打てない」そんな人は、ドライバーだけを「別物」と考えて、専用のアドレスで構えてみましょう。ドライバーの個性を活かした準備で挑めば、苦手意識も取り除けるはず!

ドライバースイングのための専用のアドレスを作る

ドライバーという長くてフェースが開きやすいクラブをティーアップした状態でうまく打つには、ややインサイド・アウトの軌道で、しかもアッパーに振るのが最適です。そのためには、アドレスもドライバー専用にしましょう!

少しクローズスタンスで立つ

まず、右足を少し引いたクローズスタンスにすることでインサイドからボールをとらえやすくします。ボール位置は左寄りですが、これはよくいわれる「左足カカト前」くらいでOK。そして、上体をやや右に傾けて右肩を少し下げて、アッパー軌道で振りやすい形を作りましょう。

両手の間隔を少し話してグリップしよう!

左右のグリップの間隔を少し空けるのがポイント。スイング中に右手が使いやすくなってフェースターンがスムーズになり、重心距離の長さによるつかまりの悪さを補えます。なお、グリップはゆるめに握ったほうがヘッドが走りやすくなるので、クラブの長さを生かせます。

通常のグリップ
ドライバー専用グリップ

ドライバー専用グリップは、左手と右手の間に少し隙間を作る。グリップはゆるく握るが親指と人差し指でできる「V字」部分は締めておく。


長谷川泰之
●はせがわ・やすゆき/1978年生まれ、新潟県出身。脱サラして研修生となり、PGAティーチングプロA級を取得。2019年にはPGAティーチングプロアワード優秀賞を受賞。


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