【武豊日記】今後も末長くよろしくお願いいたします

先週のハイライトは、阪神の土曜メーンコーラルSだったでしょうか。福永祐一厩舎の開業初戦がレオノーレで、1/4の抽選をくぐり抜けて出てきたところにも強運が感じられました。調教師の指示通りにハナに行って、逃げ切ったかなと思ったところを外からレディバグの強襲にあって2着という結果でしたが、盛り上がりは重賞以上でした。できることならいきなりの初勝利を届けたかったのですが、最後は完全に止まっていたので仕方がありません。とはいえ、記念すべきレースに指名いただけたことがうれしかったです。今後も末長くよろしくお願いいたします。

順調に調整されているドウデュース

ドウデュースの今年の初戦はドバイターフ(3月30日、UAEドバイ、メイダン競馬場、芝1800m、G1、1着賞金290万米ドル)。来週には検疫厩舎に入るということで、今朝は栗東での追い切りに騎乗しました。現地での追い切りはできれば軽めですませたいという陣営の意向で、今朝は負荷をかけた稽古。調教も走るハーパーを追いかける形で、さすがという動きでした。雨の影響で時計がかかりやすいコンディションでしたし、それなりに強い風。しかも馬場が荒れた時間帯だったのに、79.5-65.1-50.2-35.5-11.0という時計ですから、ボクがワクワクする気持ちも想像がつくでしょう。

私事ですが、明後日(3月15日)には55歳を迎えます。54歳での最後の調教騎乗がドウデュースというのもいい感じですし、55歳シーズンはドウデュースを軸に実りのあるものとしたいです。今後とも、ご声援をよろしくお願いします。

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