最後の卒園式、14人巣立ち 明野幼稚園 50年の歴史に幕 茨城・筑西

大木孝仁園長(左)から修了証書を受け取る園児=筑西市成井

2023年度で閉園する茨城県筑西市成井の市立明野幼稚園で14日、最後の卒園式が開かれた。保護者を前に14人が修了証書を笑顔で受け取り、50年の歴史に幕を下ろす同園を巣立った。

同園は1974年に開園した。園児数は80年度には最多の456人に上ったが、近年は少子化の影響で減少し、閉園が決まった。卒園者は23年度の14人を含め6142人。

式で14人は園歌を斉唱し、大木孝仁園長から修了証書を受け取った。大木園長は式辞で「ここにいる14人のみんなといつまでも仲良くしてください」と呼びかけた。子どもたちは「幼稚園で学んだことを忘れないで、元気な1年生になります」と、お別れの言葉を全員でつないだ。

16、17の両日、園庭や一部の保育室を公開する「お別れ見学会」が開かれる。問い合わせは同園(電)0296(52)0147。

© 株式会社茨城新聞社