「俺はその辺のナースより詳しい」やばい上司が暴走 「そのうち警察沙汰になる」と退職した男性

画像はイメージ

上司が自分に自信を持つのはけっこうだが、でたらめな仕事ぶりでは部下は困ってしまう。大阪府に住む50代前半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、介護施設で働いていたときの管理者の性格について、「自己中、自信過剰、俺様気質」と語る。

例えば、施設の利用者が服用する薬は「病院の医者から指示が出ている」と男性は言うが、その管理者は

「なにかにつけて、『俺は前のところでナースに全部教えてもらったから、そこらへんのナースより詳しい』と、自分の考えで、薬を飲ませたり飲ませなかったりをしていました」

というから恐ろしい。投薬はナースであっても医師の指示通りにするものだろう。こんな暴走行為は完全にアウトであり、もちろん他の職員が黙って見過ごすはずもなかった。

「そんな勝手なことをするなら、もう薬も出さんし、こんでもええで」

この行為は、医師の知るところとなったのだ。

「次の受診に(他の)職員が同行し、そのことを医者に伝えると、『そんな勝手なことをするなら、もう薬も出さんし、こんでもええで』と、言われる始末」

その後どうなったか明かしていないが、勝手な行為は改まったのだろうか。管理者のおかしな行動は他にもあった。「利用者の送迎」については、

「自分のお気に入りの利用者は自分から連絡し、病院へ送迎したりと手厚く行うが、気に入らない利用者には、『白タク行為になるからあかんと断われ』と職員に指示を出し、『本人に言ったら始末書を書かせる』と、職員を脅す」

という滅茶苦茶ぶりだった。そのほか、「利用者家族との打ち合わせを適当にして、いい加減な指示を出す」といった問題も。ある利用者宅では、迎えの際に「玄関で呼び出しベルを鳴らさないでほしい」との要望があった。ところが管理者は、迎えの職員に「家についたら玄関ベルを鳴らす」と指示を出してしまった。

「職員がそれ(ベルを鳴らす)を行い、利用者家族から苦情が来ると、『誰がそんなことをしろって指示を出したんや』と犯人探しを行うが、『指示を出したんはあんたや』と言うと、『俺も忙しいから間違えることもあるで』と、全く反省をしない」

確かに忙しくて間違えることもあるだろう。しかし、ミスをしたら素直に謝罪してほしいものだ。「その他、書ききれない程のことがあり」と呆れたように書いた男性は、

「こいつの元で働いてても何も得るものがないし、もしかするとそのうち警察沙汰になるんとちゃうか、と思い、退職しました」

と自身の決断を綴った。

© 株式会社グローバルウェイ