道路脇に巨大イチゴ?いえ、重油タンクです 海老名の名産品PRで一役

イチゴのペイントを施した重油タンクと武井さん=武井いちご園

 神奈川県海老名市本郷の「武井いちご園」が、道路に面した場所にある重油タンクにイチゴのペイントを施した。通りかかれば目に付くだけに、旬を迎えている同市の名産品のPRに一役買っている。

 ペイントが施されたのは、イチゴのハウス栽培に用いる暖房器具で使う重油約2千リットルが入る高さ約2メートルのタンク三つ。昨夏の猛暑の影響でイチゴの生育が遅れ、本来は収穫を行っている昨年12月に時間が空いてしまい、以前から温めていたアイデアのペイントを同園代表の武井哲也さん(53)らが実行したという。

 今後は4月から5月の大型連休にかけてがイチゴ狩りの期間で、「来る方に分かりやすくなればいい」と話す武井さんは、来園者の反応を楽しみにしている。今季は土を変えたことで、「まろやかないいイチゴになった」とPRした。

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