奥州市の絵本作家あさひなあどさん(72)は著作「がんばれ~ぴっぴく~ん」で、同市産のピーマンを応援している。色や食味が良く、有数の出荷量を誇るも、やはりピーマンは子どもにとって「苦手な野菜」の代表格。地元農家が愛情を込めた作物の素晴らしさを、食育の観点から優しいストーリーで伝える。
物語は子どもたちが給食缶に残され泣いている「ぴっぴくん」を見つけるところから始まる。ぴっぴくんは自分が雨の日も風の日も大切に育てられてきたこと、みんなに食べてもらうため希望いっぱいでやってきたことを語りかける。
B5判カラー32ページ、税込み1210円。文芸社刊。奥州市の松田書店、盛岡市のさわや書店などで扱う。