「卑劣で非常に悪質」と裁判長 強制性交等未遂などの罪で男に懲役8年 那覇地裁沖縄支部

(資料写真)那覇地裁沖縄支部

 知人女性の自宅に侵入して性交しようとしたとして、強制性交等未遂、住居侵入の両罪などに問われた住所不定無職の被告(41)の判決公判が14日、那覇地裁沖縄支部であった。足立堅太裁判長は懲役8年(求刑10年)を言い渡した。

 判決によると、被告は被害者が就寝中に自宅へ侵入し、暴行、脅迫を加えて抵抗を著しく困難にした。足立裁判長は「卑劣で非常に悪質」と批判した。

 覚醒剤を使用したとの覚醒剤取締法違反の罪、逮捕後に警察署の留置場トイレの扉を蹴って壊したとの建造物損壊の罪などについても事実を認定し、「刑事責任は非常に重く、長期の実刑は免れない」と結論付けた。

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