【驚愕】40代は年間○○○万貯金すべき?「そんなの無理」な人は…(後編)

今回は老後資金の貯蓄目標目安とお金の貯め方について解説していきます。後編です。

先取り貯蓄の仕組みづくり

貯蓄が苦手な人に多く見られるのが、毎月生活費などを使った最後に口座に残ったお金を貯蓄しようとするケースです。毎月の支出は同じとは限らず変動します。よって、口座に残ったお金を貯蓄しようとすると、残らない月は貯蓄できなかったりします。

よって残ったお金を貯蓄しようとするのではなく、先取り貯蓄をして貯蓄をしていく方法がオススメです。収入が入ったら、別の口座に貯蓄分をうつして残ったお金で生活していく方法です。先取り貯蓄の仕組みの代表として「自動積立定期預金」があります。

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老後資金準備におススメなのがコレ

また税制メリットを受けながら老後資金を準備するには「ideco(個人型確定拠出年金)」を検討したいところです。会社勤めであれば、勤務先で企業型確定拠出年金に加入している人も多いでしょう。確定拠出年金は加入者が運用商品を選択して、その運用成績次第で将来の受取額が変わります。またメリットとしては掛け金について、その全額が所得控除となります。よって所得税、住民税が減ります。また、運用中の利益は非課税になる、受け取り時に「退職所得控除」もしくは「公的年金控除」という税制優遇もあります。「ideco(個人型確定拠出年金)」の掛金の下限は5000円からですが、上限は自営業者やフリーランスなどは月6万8000円、確定給付金がなく、企業型確定拠出年金がない会社員は2万3000円、第3号被保険者の専業主婦などは2万3000円などになっています。「ideco(個人型確定拠出年金)」は、銀行や証券会社などで加入できますが、金融機関によって手数料などが異なるので、いくつか比較して検討すると良いでしょう。

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何年後に、いくら貯めたい?

貯蓄をするには、何年後にいくら貯めたいと目標を立てることによって、毎月いくら貯めていけばいいのかがわかります。

目標が決まれば、先取り貯蓄の仕組みを作りましょう。最初は少し抵抗があっても、お金が貯まっていく様子を見ていくにつれて貯蓄することが楽しみになっていきます。貯蓄が苦手な人も、1日でも早いうちからスタートしてみてください。

FPCafe登録パートナー 今関倫子

本記事はリバイバル配信です

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