4月よりライドシェアの運用開始 東京都内のタクシー供給不足の解消へ【S.RIDE】

ソニーグループのS.RIDE株式会社(以下、S.RIDE)は3月13日、タクシーアプリ「S.RIDE」を用いた自家用車活用事業(以下、ライドシェア)の支援を開始すると発表した。対象地域は東京23区、武蔵野市、三鷹市。タクシー事業者によるライドシェアの運用は4月より順次開始していく。

今回のタクシー事業者によるライドシェアは、東京都内のタクシー供給不足の解消を支援することが目的だ。参画するタクシー事業者は、株式会社グリーンキャブ、国際自動車株式会社、寿交通株式会社、大和自動車交通株式会社、チェッカーキャブ無線協同組合の5者である。

またこの事業は、2024年3月6日より実施中の「アプリ配車専用車両の運行の実証実験」、「乗務員の勤務体制や運行エリアの調整」に加えて運用を開始。3つの施策を掛け合わせて支援を実施する。

さらに、対象となる車両をアプリから配車できるよう、タクシーアプリ「S.RIDE」のアップデートも行い、スムーズな導入推進を図っていく。

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