オリヴィア・ロドリゴ、ミズーリ州でのコンサートでコンドームなどを無料配布

オリヴィア・ロドリゴ(21)が12日(火)にミズーリ州セントルイスで行われたコンサートで、緊急避妊ピルとコンドームを配布した。2022年に「ロー対ウェイド」判決を連邦最高裁が覆したことにより、中絶がほぼ完全に禁止された同地で行われたコンサートに参加したファンたちには、避妊や中絶に関する支援団体「ミズーリ・アボーション・ファンド」や若者にリプロダクディブ・ライツ(性と生殖に関する権利)を伝えるテキスト・ホットライン「ライト・バイ・ユー」からの情報も提供されていた。

ある参加者はこの日無料配布された箱入りの緊急避妊ピルをSNSにシェア、「ジュリー」というブランド名のそのピルは既に販売されている緊急避妊ピルと同じ成分で、避妊せずに性行為をした後72時間以内に服用すると避妊効果が期待できる。

同チャリティ団体は「ここミズーリ州では残酷なことが起きていますが、私たちは中絶に関するケアのためにここにいてライト・バイ・ユーと一緒にこの緊急用ピルを配布しています」とXに投稿、コンサートではブースを設け、無料のコンドームや、中絶に関する様々な情報源へのリンクやQRコードが貼られたステッカーなどの配布も行っていた。

そんなオリヴィアは先月、コンサートツアーの収益の一部を女性を支援することを目的とした自身のチャリティー基金「Fund 4 Good」に寄付することをTikTokでこう発表していた。「『Fund 4 Good』は、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)の自由を求めるすべての女性、少女、人々を支援するための基金で、少女たちへの教育やサポート、そしてジェンダーによる暴力の防止などを支持するコミュニティベースの非営利団体を直接支援します」

さらにオリヴィアは、北米の中絶支援基金ネットワークと協力して「医療の障害に影響を受けている人たちがリプロダクティブ・ケアを受けられるように支援する」そうだ。10月にロサンゼルスのエース・ホテルDTLAでチャリティーコンサートを行ったオリヴィアは「アメリカにおける女性問題」への認知度を高めたいとして「多くのお金は、リプロダクティブ・ヘルスケアを必要としている人たちを支援するため中絶基金に使われるの」「とてもわくわくしているし、とても充実した、できれば実りある経験になることを願っているわ」とピープル誌に語っていた。

© BANG Media International