学法石川ナイン聖地で汗 センバツ甲子園練習

練習開始のサイレンに合わせグラウンドに駆け出す学法石川ナイン

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校による練習が14日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、学法石川(福島県)の選手たちが聖地に足を踏み入れた。

 甲子園練習の実施は5年ぶり。コロナ禍のため2019年夏以降は行われていなかった。ナインは午前10時、練習開始のサイレンが鳴ると一斉にグラウンドへと駆け出し、ノックや打撃練習で球場の雰囲気を確かめた。打席に立った渡辺大世は「他の球場と比べるとグラウンドが広く感じた。実戦に備えて、いい練習ができた」と収穫を挙げた。

 投手陣は主戦の大友瑠や佐藤翼らが登板し、一人10球程度投げた。大友は「夢の舞台にやっと来られた。球場はオーラがあって緊張したが本番は自分の投球ができるよう準備したい」と語った。

 学法石川は午後から、大阪府枚方市で昨秋の府予選8強の東海大仰星との練習試合にも臨んだ。学法石川は四回、2死満塁、渡辺莉央の2点適時打で先制するなどして5―2で勝利した。

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