県職員7人が「海外短期留学」の視察研究成果報告 リスキリングの一環

海外短期留学した県職員が視察研究の成果を披露した発表会=県庁

 県が職員のリスキリング(学び直し)の一環として、2023年度に復活させた「海外短期留学」の参加者による成果発表会が14日、県庁と各地をオンラインで結んで開かれ、県政課題に絡めた現地での視察研究の成果を報告した。

 5人がニュージーランドに2週間、2人が米国コロラド州に約2カ月間留学し、英語学習と並行し▽交通▽行政広報▽観光PR▽幸福度―などテーマを設定して現地の状況を調査した。

 ニュージーランドの地方都市ロトルアで学んだ庄内総合支庁の主事金子直樹さんは「観光振興と2次交通施策」に関して発表した。バスが多くの観光客に利用されている背景を関係者から聞き取ったり、実際に乗車したりして調べ、「運行エリアを縮小する代わりに、増便して利便性向上を図ってはどうか」「全ての路線が交差するポイントを設けては」と提案した。

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