中国広東省の貿易額、1~2月は24.9%増

中国広東省の貿易額、1~2月は24・9%増

   広州港南沙港区4期全自動化埠頭(ふとう)。(資料写真、広州=新華社記者/鄧華)

 【新華社広州3月15日】中国税関総署広東分署がこのほど発表した広東省の1~2月の貿易額は前年同期比24.9%増の1兆3500億元(1元=約21円)となった。うち輸出は26.8%増の8859億4千万元、輸入は21.5%増の4624億元だった。

 貿易方式別にみると、一般貿易額が34.9%増の8204億8千万元、保税物流方式が32.8%増の2408億7千万元で、伸び率は全体をそれぞれ10.0ポイント、7.9ポイント上回った。加工貿易は1.1%増の2723億元となった。

 輸出品目別では、機械電気製品が19.9%増となり、輸出全体の63.8%を占めた。うち自動データ処理機器・同部品は18.2%、家電製品は29.0%、音響・映像機器・同部品は29.4%、集積回路(IC)は51.1%増加した。コンテナは2.8倍、船舶は3.1倍と大幅に増えたほか、労働集約型製品も33.7%増と高めの伸びとなり、全体の15.1%を占めた。

 総じて見ると、同省の貿易は手堅いスタートを切り、急速な伸びを見せ、23年末からの安定して上向くという勢いを持続し、好調な滑り出しを切った。外部需要の改善、貿易安定策の継続的な効果発揮、経営主体(企業や事業者)の景況感改善などのポジティブな要因のもと、第1四半期(1~3月)も強靭(きょうじん)さを維持し、高めの伸びを実現すると見られる。

© 新華社