ロシア占領地での大統領選は違法かつ無効=ウクライナ外務省

[14日 ロイター] - ウクライナ外務省は14日、ロシアが占領地域で大統領選を実施することは違法かつ無効として、国際的パートナーに結果を認めないよう求めた。

大統領選は15─17日に行われ、プーチン大統領が再選する見込み。任期は6年で、ロシアの元首としてはスターリンを抜いて最長の在任期間となる。

ウクライナ外務省は声明で、ロシアが部分占領しているドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ヘルソンと2014年に編入されたクリミアで選挙戦を展開することは「国際法の指針と規範に対する言語道断な侮辱の継続」を新たに示すものと指摘。「一時占領されている地域に住むウクライナ人と、ロシア領内に拉致されたウクライナ人数百万人を強制的にいわゆる選挙に参加させることも違法」と糾弾した。

その上で占領地域にいるウクライナ人に投票しないよう求めた。

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