中国商用車大手の北汽福田汽車、2月の新エネ車販売台数31.9%増

中国商用車大手の北汽福田汽車、2月の新エネ車販売台数31・9%増

エジプト・カイロの北東部にあるサラームで同国に引き渡された北汽福田汽車の電気バス。(資料写真、サラーム=新華社配信)

 【新華社北京3月15日】中国商用車大手の北汽福田汽車はこのほど、2月の自動車販売台数が3万242台となり、うち海外販売台数は12.9%増加したと発表した。

 新エネルギー車(NEV)の2月の販売台数は前年同月比31.9%増と力強い伸びをみせ、好スタートの勢いを保ち、同社の注目に値する成長分野となった。新エネ車の大型トラック「欧曼(Auman)」の販売台数は3.3倍となり、中・軽型トラック「欧馬可(Aumark)」「欧航(Auhawk)」は27.2%増加した。伝統的に優位性を持つ小型トラックは力強い伸びを保ち、「奥鈴(Ollin)」の2月の販売台数は4200台、うち新エネ車の小型トラック「奥鈴・智藍」は37.8%増加した。微型トラック「祥菱」の販売台数は5385台で、うち新エネ車は2.7倍となり、倍増を実現した。バス「欧輝」の新エネ車販売台数は62.8%増の433台だった。

 同社は海外市場でも好業績を収め、新エネ車の輸出先はオーストラリア、アジア太平洋地域、南米などに広がった。同社がマレーシアに納車した電気バスは2月7日時点で46台になり、中国がマレーシアに輸出する純電気路線バスの注文として現時点で最大規模となっただけでなく、同国最大の純電気路線バスブランドとしての同社の地位を強固にし、同国のグリーン(環境配慮型)交通実践に新たな原動力をもたらした。中南米地域でも純電気路線バス納車台数が1400台を超え、同地域の電気路線バス市場で最も高いシェアを持つブランドとなった。マルタ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、エジプトなどの市場でも、同社の電気バスや水素燃料電池バスが公共交通システム、国際空港などの重要な場面で商業化運営を実現している。

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