写真や映像はどのような記憶を捉えようとしてきたのか? 篠山紀信からAIまで「記憶 : リメンブランス-現代写真・映像の表現から」展

By CAPA編集部

「記憶 : リメンブランス-現代写真・映像の表現から」が、2024年6月9日まで開催されます。

米田知子《アイスリンク-日本占領時代、南満州鉄道の付属地だった炭坑のまち、撫順》〈Scene〉より 2007年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵

写真・映像は、現場を記録するルポルタージュやドキュメンタリーに限らず、見る者の想像力をかき立て、目に見えない「記憶」を伝える試みも続けられてきました。

写真・映像は、人々のどのような「記憶」を捉えようとしてきたのでしょうか。他者の記憶あるいは時代に刻まれたイメージと見る者自身の記憶を結び付けるというその特性を生かしつつ、作家たちは各々のアプローチで表現しています。

本展では、国内外の注目作家7組8名による作品を展示。篠山紀信さんが1976年に発表した『決闘写真論』における示唆を起点としながら、高齢化社会や人工知能 (AI) に至るまで、多様なテーマの70余点を紹介します。

■参加作家

篠山紀信、米田知子、グエン・チン・ティ (ベトナム)、小田原のどか、村山悟郎 [コンセプト : 池上高志 (サイエンス) + 村山悟郎 (アート)、実装 : Alternative Machine + Qosmo, inc.]、マルヤ・ピリラ (フィンランド)、Satoko Sai + Tomoko Kurahara

記憶 : リメンブランス-現代写真・映像の表現から

会期 2024年3月1日 (金) ~6月9日 (日)
会場 東京都写真美術館 2F展示室
住所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間 10:00〜18:00 (木・金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜 (4月29日、5月6日は開館)、5月7日 (火)
入場料 一般700円、学生560円、中高生・65歳以上350円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料、第3水曜は65歳以上無料

アーティスト・トーク (グエン・チン・ティ)

日時 2024年4月21日 (日) 16:00~18:00
会場 東京都写真美術館 1Fホール
参加費 無料
定員 190名 (整理番号順入場、自由席)
※当日10:00より東京都写真美術館1F総合受付にて整理券を配布

担当学芸員によるギャラリー・トーク (手話通訳付き)

日時 2024年4月5日 (金)、5月17日 (金) 各日14:00~
会場 東京都写真美術館 2F展示室
参加費 無料

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