この春こそ、ガーデニングデビューしたい人へ
「今年こそガーデニングにチャレンジしよう!」と思っている初心者の方へのガーデニング基礎講座。
今回は良い苗の選び方や購入方法の紹介です。
良い苗を選ぶと植物は元気に育ち、たくさんの花を咲かせます。ガーデニング初心者にとって育てやすい植物も参考価格とともに見ていきましょう。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【ガーデニング初心者向け】良い苗を見極める4つのポイント
【良い苗を見極めるポイント その1】ツボミがたくさん付いている
苗を選ぶ際はまず花に目が行き、つい華やかな苗を手に取ってしまいがち。じつは今咲いている花の数ではなく、ツボミの多さを優先することがポイントです。
店頭に並んでいる時点でピークを迎えた苗より、生育半ばの苗のほうが長い期間楽しめます。これから咲くであろう花を心待ちにして、大切に育てることが醍醐味と言えるでしょう。
【良い苗を見極めるポイント その2】葉の色が鮮やかでよく茂っている
花の多さより重要なのは葉の状態。緑が濃くて色つやがよく、葉全体にしっかりとした張りのある苗が良い苗と言えます。葉がフサフサとよく茂っているかどうかもチェックしましょう。
まず葉でしっかり光合成ができ、たっぷり栄養を蓄えることが大切。葉脈がくっきり現れていて、葉に十分な厚みが感じられるものも良い苗です。
見落としやすいのは葉の裏側や、下のほうに生えている葉。黄色く変色していたり枯れたりしている葉が多いと、病気や害虫が疑われます。
【良い苗を見極めるポイント その3】茎が太く間延びしていない
背が高くても茎が細く、ヒョロヒョロと間延びしたような草姿の苗は避けましょう。背丈は低めでも茎がしっかり立ち上がり、葉が出ている節目の間隔が短めのものがオススメ。
茎をゆすってグラグラ動くかどうかも確かめましょう。ぐらつかずどっしりと安定した苗は、根もしっかり充実している証拠です。
茎が株元からたくさん伸び、盛んに枝分かれしている苗は、花芽の数も自然と多くなります。
【良い苗を見極めるポイント その4】ポットを押すと適度な硬さがある
土が入っているポットを手で少し押してみると、根の張り具合を確認できます。軟らかすぎると根が十分発達していない状態で、カチカチに硬いと根が伸びすぎて根詰まりを起こした状態。
根詰まりを起こしている苗は、長い根が底の穴からはみ出していることも。ポットを押してほどよい硬さがあり、底の穴から白い根がチラッと見える程度が根張りのよい苗です。
苗の購入方法
園芸店
庭木から野菜苗までさまざまな植物を取り扱っている園芸店。人気品種はもちろん、レア品種やお店のオススメ品種までバリエーション豊富です。
たくさんの苗から選別して購入でき、ガーデニングのプロである店員さんからノウハウを教えてもらえます。
ホームセンター
園芸店が近くにない場合は、ホームセンターのガーデニングコーナーが便利。普段のお買い物ついでに気軽に立ち寄ることができ、店員さんにも話しかけやすいかもしれません。
量販店なので苗の価格も比較的リーズナブル。店によってはこまめな管理が行き届いていない場合もあるので、苗の状態チェックは必須です。
ネットショップ
ネットショップのメリットは好きなときに自宅にいながら苗を購入できることと、めったに出回らないレア品種を探し出せること。有名な育苗家が運営している苗販売サイトもたくさん公開されています。
実物を見て選べないのがデメリットですが、信頼できるサイトであれば心配いりません。届いた苗に不具合があれば、交換可能かどうかを確認しておくとさらに安心です。
ガーデニング初心者でも育てやすい!おすすめの植物5選
カレンデュラ
黄色やオレンジの明るい花色が華やかなカレンデュラ。強健な性質でほとんど手間がかかりません。
※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
デイジー
デイジーはピンクや赤・白のコロンとした花がキュート。草丈は10〜30センチで、コンパクトにまとまります。
※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
ペチュニア
春から秋まで長い期間咲き続けるペチュニア。しだれるように花が咲き、カラーバリエーションも豊かです。
※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
ゼラニウム
ゼラニウムは赤やピンクの色鮮やかな多年草。真冬と真夏を除いてほぼ1年中開花します。多湿を嫌うので水の与え過ぎには気をつけましょう。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
シバザクラ
ほふく性がありグラウンドカバーとしても人気のシバザクラ。常緑の多年草で、春は一面にカワイイ花が咲き広がります。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
じっくり見て「オンリーワンの苗」を見つけましょう
色とりどりの花がズラリと並んでいると、すべての苗が美しく見えてどれにしようか迷ってしまいます。冷静になって苗を選ぶのは、初心者だけではなく上級者でも難しいもの。
手で触れながらさまざまな方向から苗をよく見て、オンリーワンの苗を見つけましょう。